2006年06月19日

秘薬 まむし酒

まむし酒。初めての出会いは、去年の夏でした。



リンゴの薪割りをまさかりでしていたときのこと。となりのおじいちゃん(向かって左側の:当時86歳?)が僕の作業を何の気なしに見守ってくれていました。それはのどかな風景です^^

が、一転予期せぬ事故が…

ちょっと油断して、切りかけの薪に対してやってはいけないふうにまさかりをふってしまい、切れた薪がすっ飛んできて、左目の下1pの骨に直撃

やばい。とうとう失明したか??と思うくらい、目に近いところに強い痛み。でも、目には入らなかった模様。目が細くてよかった(笑:そこのあなた笑いすぎ。)

そこにおじいちゃんが持ってきてくれたのが、「まむし酒」でした。

薄い黄色の液体で、アルコールの匂いに混じって、ちょっと微妙で独特な、酸っぱいような匂いがする。

おじいちゃんいわく…これは打ち身にとても効く。黒く死んでしまった血を生き返らせるのだそうです(すげえっ)。外傷がない痛みには、打ち身にも腰痛にもてきめんに聞くそうです。ただ、傷口があるところに触れると、身体にが入ってしまうそうです(毒が入るとどうなるのかは不明…)。昔はどこのうちにも一本はおいてあったそうです。

そして、言われるとおりティッシュにつけて湿布していたところ、確かに普通なら大きく腫れて、長いこと大変だろうな、というところが、予想を超える速さで腫れが引いていきました。
しかもなんだか、マムシ酒が触れていたところだけ先に黒ズミが消えたような感じでした。ほんとうに。




そして、今年もまた…お世話になりました。また、薪割りで(笑)懲りない。

今度は、10kgは優に超える切り株を薪の山に積むときに、積んだ先の小枝がバネになって跳ね返ってきてしまい、右足の親指に落下。骨折したかと思う衝撃だった…



よかったー、まむし酒があって。これはね、試してみた人だけ分かります。ありがとう、おじいちゃん。そして、一瓶フレッシュなまむし酒をくれたNさん、どうもありがとう。よく打ち身をやる人(意外とこういう人っているんだよね)や、関心のある方は、ご一報ください。

追記: この親指の負傷は、もう二週間ほど前のことで、今はもうなんともありません(つめに黒い部分が残っているのみ)ので、ご安心ください。ありがとうございます。(6/20記)

posted by シュミーデひとつや at 23:11| Comment(11) | 村の風景&できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひぇ〜〜(*x*;)今年もそんなお怪我をされていたとは!?
本当に大事に至らず良かったですね〜。お大事にネ!

それにしても「マムシ酒」の効果は絶大ですね!
子供のころに、父がマムシを捕獲し「これはすごいんだぞ〜!」と家族の冷たい視線をよそにマムシ酒を作成しておりましたが、床下収納庫から出てきた現物を見たことはない。
作った本人も忘れてるだろうな〜。まだあるのかな?

シュミーデさんの「うちみ・打撲・捻挫」は怖いものなしだね!我が家の嬢ちゃんたちよく階段でずっこけて青あざこさえてるけど、それにも効くのかな^^;
Posted by ひろえっち at 2006年06月20日 07:23
すごい痛そうな怪我ですねえ。
想像するだけで自分まで痛くなってきます。
お大事に・・・

「マムシ酒」飲むもんじゃないんですね。私も子供の頃、近所の人が作って持ってたような。でもたしか飲むものだったような気がするんですが。それにしてもその効果ぜひ試してみたいです。
Posted by みゆき at 2006年06月20日 14:19
ひろえっちさん、お元気?しばらくお会いしてませんが…今はどちらにいるのかな。
ま、今回の親指の件は、「怪我」という認識は一応してませんで、大丈夫ですよ。…でも、まむし酒がなかったら「怪我」になってたかな?分かりません^^。
お嬢ちゃんの青あざにも効くでしょうね。断言。

みゆきさん、お見舞いありがとうございます^^。
まむし酒、飲む場合もあるようですよ。ただ、僕もネットで今回いろいろ見てみたんだけど、飲む場合は、干したマムシじゃないと、匂いがきつくてあまり飲めたものではない、とも書いてありました。でも、となりのおじいちゃんは、これを飲んでもいい、とも言ってました…^^;
そして、飲んでの効果は…調べてみてくださいね^^
Posted by シュミーデひとつや at 2006年06月20日 22:00
その節は、まむし酒にお世話になりました。自分で塗る勇気がなくって処置までして頂き有り難うございましたm(_ _)m
でも昔の人って凄いねぇ。あんな毒のある蛇をお酒(?)に浸けたら打身に効くって解ったんやろうねぇ。
Posted by いもちゃん at 2006年06月22日 00:20
いもちゃん、いつもどうも。
そうでした!塗ってあげたっけね(笑)もう大人なのに、自分でぬれないなんて、ちょっと笑ってしまってましたが。あれは確か、就寝中の息子君のカカト落としだったね(笑)
ほんと、「初めてこれを発見した人って…(驚)」ってこと、よくあるよね。漢方薬の効果とか、食べもんとか、その他いろいろ。昔の人すごいです。
Posted by シュミーデひとつや at 2006年06月23日 21:53
ひゃ〜!効くんですね〜。マムシ。。でも昔の人はすごいですね〜。あんな蛇君をお酒に漬けようなんて、どーやって考えたんだろう。。しかもこんなに効果がでるなんて。。

 マムシくん効果で大事にならなくて何よりでした(*^_^*)
Posted by sora at 2006年06月24日 08:23
soraさんも、近くの地元の人に聞いてみてください。きっとしってるはず…何かのときに、きっと役立ちますよ^^。
Posted by シュミーデひとつや at 2006年06月24日 13:14
知ってますよー、まむし酒。^^
小さな頃はとぐろ巻いたまむし入りの瓶が家にもありましたし、打撲やねんざした時には使ってました。
(最近はバンテリンとかサロンシップばかりですが)
今、売ってる酒屋もあります。飲むもんじゃないって聞いてましたが、飲むこともあるなんて話も聞きました。かなり強いでしょうから、飲むにしてもちょびっとでしょうね。
Posted by きのPU at 2006年06月24日 21:13
さっすがきのPUさん!田舎はどこなんですかぁ?(^m^ )
打撲や捻挫のとき、やっぱ効いたんでしょうね〜。
Posted by シュミーデひとつや at 2006年06月24日 22:34
田舎はですねー、すぐそこの四つ角を左に折れてまっすぐ行ったら橋を渡ってムニャムニャ…(笑)
効いたかなー、かなり前の話ですので覚えてませんが、臭いが強烈だったのは記憶にあります。
ただ、瓶の中のまむしの姿に、ただならぬ雰囲気というか、妙薬と思わせる雰囲気はありました。
切り傷には使うなってのも同じです。
イワナの骨酒も効きますよ、胃袋に(^^;
Posted by きのPU at 2006年06月24日 23:26
田舎、だいぶ近そうですなー(笑)
う〜ん、瓶の中のマムシ、本物はまだ拝んだことないんです。その命のエキスを「この酒の中に残したぜぇぇ〜っ!!」て、叫んでそうな感じですね^^;
Posted by シュミーデひとつや at 2006年06月25日 08:50
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