写真の土蔵の右奥に見えるのが我が家、左奥に見えるのがその持ち主様のお宅です。
壁全面に施してあった漆喰は、大地震の時に剥がれ落ちてしまったそうで、藁を練りこんだ土壁がむき出しになっています。
このたび、この土蔵を動かすということになりました。なんでも、十数年前にお宅を新築した際にその土蔵を今ある位置に動かしたそうなのですが、家に近すぎて、雪の多い冬にいろいろと不具合がある、ということがその理由だそうです。広い敷地の中で、再び移動することになったこの土蔵。これを動かしてくれるのが、「曳き屋さん」です。
上の写真とほぼ同じ立ち位置で後ろを振り返ると、次の写真のように、移動する先があります。位置関係が分かりますか?
移動する先には、コンクリートのベタ基礎が打たれました。90度向きを変えながら、移動距離にして約20メートル位でしょうか。感覚的には、狭い道をはさんでお隣に引っ越すくらいの感じとでもいえばいいでしょうか。
一見ぼろぼろにも見えるこの土蔵、柱などは結構しっかりしています。中に設置されている「穀箱」(穀物を保存するための箱)には、「文久二年(1862)」の日付が入っています(写真は後ほどアップ予定)!
はたして移動は成功するのか?? そして、どんな作業になるのでしょうか??(あまり詳細な作業内容は載せないと思いますが ^^;)
ちなみに、この写真は6/13のもの。今日6/26現在、まだ動いてはいませんが、着々と作業が進められています。(僕としては)がんばって大急ぎでアップしていきますので、お楽しみに!
つづく